急性期医療

　当医療センターは、香取市や周辺地域の中核病院として、近年は循環器内科の急性期医療や脊椎脊髄センター等の整形外科専門的医療および地域医療を担っています。今後も医療の質を高めて、地域医療連携を充実させながら医療サービスの向上を図っていきたいと考えています。

循環器内科

　循環器内科では、心筋梗塞や狭心症のカテーテル治療および不整脈のカテーテル治療を行っています。平成11年4月から冠動脈のカテーテル治療を開始し、平成28年からは不整脈のカテーテルアブレーション治療を開始しました。令和元年にはカテーテル装置を一新し、最新のシステムで治療を行っています。
　今後も香取地域の循環器診療を担い、その充実を図りたいと考えています。

（令和４年度　ＰＣＩ、ＰＰＩ：279件、アブレーション：113件）

整形外科

脊椎脊髄センター

　平成19年に脊椎脊髄センターを開設。腰椎椎間板ヘルニア、脊椎管狭窄症、頸椎症をはじめ脊椎腫瘍、脊椎靭帯骨化症、脊椎骨折などすべての脊椎脊髄疾患に対応しています。平成20年からPELDを始め、頸椎、胸椎、腰椎のすべての脊椎に対し、前方・後方とも基本的にはPELDにより１泊２日程度の入院で行います。ほとんどの脊椎脊髄疾患にPELDで対応できるのは、当センターの大きな特長です。

（令和４年度　脊椎脊髄手術　328例）

肩関節・肘関節

　肩関節障害では、上腕骨頸部骨折などの外傷をはじめとして腱板断裂や反復性肩関節脱臼、投球障害肩などのスポーツ障害、変形性肩関節症といった慢性疾患、また、肘関節障害のうち肘周辺の骨折、変形性肘関節症、肘関節リウマチ、野球肘等の治療を、リハビリテーションスタッフと連携しながら行っています。手術は、侵襲の少ない関節鏡による手術を積極的に取り入れています。

（令和４年度　肩関節・肘関節手術　151例）

股関節・膝関節（人工関節）

　令和３年度から診療を開始し、股関節や膝関節の手術治療を行っています。特に人工股関節置換術については、筋肉を一切切らない低侵襲な手術を行っており、手術後の疼痛も少なくリハビリによる回復も早いことが特長です。また、関節リウマチの薬物療法も行っています。

（令和４年度　股関節・膝関節手術　62例）

膝関節（スポーツ）

　膝関節のスポーツや外傷に伴う靭帯損傷、軟骨損傷、軟骨がすり減る変形性膝関節症等の治療では、患者さんの生活スタイルやご希望を踏まえて、関節鏡を用いた靭帯再建術や軟骨修復術、また骨切り術や人工膝関節置換術等、最適な治療法を選択して手術を行っています。

眼科

白内障手術

　灌流圧センサーを内蔵した超音波白内障手術装置　
（令和５年３月導入）により、術者のコントロー　
ル性を高めて低侵襲で安全な手術を行います。
 

（令和４年度　年間手術件数：479件）

 

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